2020/11/21に日本独文学会の秋季研究発表会のディスカッションがオンラインで開催され、私は 「言語を逍遥する詩人、多和田葉子の文学をめぐって」というシンポジウムに参加しました。
いつもならZoomは自宅で参加できる分少し気楽ですが、自分が発表者側になるのは初めての経験だったので、とても緊張しました。
当日はかなり大きめの質問がいくつかきたので、パネル・ディスカッションのような形になり、楽しくあっという間に1時間半が過ぎていきました。
ディスカッションの最後に多和田葉子さんが作家本人のサプライズのような形で登場してくださったのも嬉しかったです。
今回の学会は、もともと5月に東京大学で春季研究発表会として開催される予定だったものが、新型コロナウィルスの影響で中止になり、秋季研究発表会に延期されたものでした。秋季研究発表会も当初は対面の可能性もあったかと思いますが、最終的にオンラインになりました。
シンポジウムの企画は去年から始まっていて、シンポジウムの採択が決定したあとに、参加するための日本への航空券も購入していました。(その後航空会社から搭乗便のキャンセルの連絡がきました)その時の日程は日本滞在4日間という弾丸旅行だったので、もはや今となってはそういう出張の仕方はなくなったなと思うと不思議な気分です。
今回の形式は、あらかじめ発表内容にまつわる動画や発表原稿をアップロードしておき、事前に内容を周知した上で、Zoomにてディスカッションを行う形式でした。
インターネットの接続等のトラブルの対策を考えなくてはいけないのは承知しておりますが、個人的にはZoomでプレゼンテーションもできた方がよかったなと感じました。ともあれ、無事学会が終わりホッとしております。
これから研究叢書の刊行に向けて原稿を修正していきます。
今後の発表会はどのようなスタイルになるのでしょうか。
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